神戸市より旧駒ヶ林公会堂の耐震改修に伴う調査記録業務の委託を受け、耐震改修工事により失われる主に内部空間について記録・保存のための資料作成を行いました。
旧駒ヶ林公会堂は、大正13年建設とされる煉瓦造の建造物で、国の有形文化財に登録されています。これまで公会堂や保育所として長く使われてきましたが、平成25年保育所閉所に伴って新しい活用方法の検討が進められています。
これまでの調査でスラブや階段など、コンクリートの状態が良好ではないことが判明しており、耐震改修工事の際にはコンクリート部分が撤去され、内部空間等が改変されることが予想されるため、本業務では現状を記録すると共に、工事痕、破損状況、これまでの改修履歴などから竣工当時から現在までの変遷を推測するなど調査および資料作成を行いました。
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